レッドビーシュリンプの死因について
レッドビーシュリンプの死因を事前に知っておくことで
未然にポツポツ☆や大量死を防ぐことが出来るかもしれませんので是非ご参考にしてみてください。
pHショックによる死亡
これは、レッドビーシュリンプを購入して水槽に移し変える時に
うまく水合わせが出来ていなく数日の内に☆になるケースです。
水槽の水が新しすぎても上手く行かないことが多いです。
他にpHを変動させるような添加物で急激にpHを変化させて
レッドビーにダメージが蓄積されて死亡することもあります。
水換えのし過ぎによる死亡
水換えのし過ぎは、バクテリアの数が減少につながります。
バクテリアが居るから水が安定し、水が綺麗になりますので水換えのし過ぎには注意しましょう。
水温の上昇による死亡
夏場などの水温が上昇する季節に起こりうる死亡原因です。
水温が急激に変化する事により水槽内のバランスが崩れ、バクテリアやその他の影響で崩壊します。
また、極端な温度変化でもダメージを受けて徐々に弱ります。
これも、水温管理をしっかりしていれば防げると思います。
約22〜24度、たくさん繁殖をさせたい場合で25〜26度くらいです。
しかし、今以上の水温(28度越えたらイエローゾーン)とかになると
レッドビーには厳しい水温域になりポツポツと☆になり始めますので、
夏場の水温管理には注意する必要があります。
酸欠による死亡
水槽の大きさに対して匹数が多い場合や、微生物による酸素の消費が原因で起こりうる症状です。
エアレーション(※)などをしていれば防げます。
※ エアレーションとは、エアポンプなどの器具を使って、水中に空気を送り込み、
泡を作って水をかき混ぜ、水中に空気を溶かし込むことです。
エアレーションをおこなうメリット
- 水を浄化してくれるバクテリアは、大量の酸素がないと生きられないため、その活性を上げる。
- 溶存酸素量を上げ、レッドビーシュリンプの酸欠を防ぐ。
- 病気や水質悪化の原因となる悪玉細菌が大繁殖してしまうような
環境を作らないようにエアレーションする。
- 夏季に水温が上昇すると、水中の溶存酸素量が少なくなるために利用する。
アンモニア・亜硝酸・硝酸塩による死亡
これもレッドビーの匹数が増えてろ過が間に合わない時に起こりうる症状です。(中毒死)
バクテリアのサイクルが出来ていない時に
レッドビーを導入してダメージを受け☆になることもあります。
対策としては、餌の与えすぎに注意すること、餌の食べ残しを取り除くことや、
ろ過能力を上げる、水換えも効果があるかと思います。
また、ソイルの寿命にも気を配りましょう。
但し、「水槽の崩壊(※)」は防ぎようがありません。
対策としては崩壊する前にリセットをするしかないです。
※ 原因は色々考えられますが、アンモニアの発生(餌の残りや、糞等)、
硝酸塩が蓄積し過ぎている、ろ過バランス崩壊などの理由から水草が解けて消失したり、
レッドビーが全滅、最悪バクテリアすら住めない水になっている可能性があります。
餌不足による死亡
匹数が増えるとどうしても水草等だけでは足りなくなるので、
定期的にシュリンプ用の餌などを与えていれば☆になるリスクを抑えられます。
但し、レッドビーは餌を与えていなくても1週間くらいは生きていますので
餓死が原因の死亡の可能性は低いかと思います。
薬物の混入による死亡
薬品による原因(洗剤・殺虫剤等)で☆になることがあります。
購入したての水槽を洗剤で洗ったり、自宅ではバルサンなども炊かないようにしましょう。
また、農薬が付着したままのほうれん草を与えたり、農薬付の水草を入れたりすることもやめましょう。
雑菌などの悪玉菌による死亡
善玉菌が減少して悪玉菌が繁殖して起こる死亡原因です。
定期的に善玉菌を添加する事で、
悪玉菌を減らして☆になるリスクを回避できるかと思います。
寿命による死亡
寿命による死亡は仕方のないことですが、
近親配合による弱体化で寿命が短くなる可能性がありますので、
定期的に新しい血統を導入する事で回避できるかと思います。
レッドビーの寿命は、1年半〜2年程度。長くて3年くらい。
脱皮不全による死亡
これは水槽内のカルシウムやミネラル分が不足して、
殻の構築が上手く出来ずに脱皮途中で死亡したり脱皮が出来ずに☆になる場合があります。
対策としては定期的なミネラル・カルシウムの添加が効率的かと思いますが、
足し水や水買えに使用する水によっては自然に補給される場合があります。
水槽内バランスの崩壊による死亡
水草を大量にトリミングして水槽内のバランスが崩れてダメージを受けることがあります。
また、「水槽の崩壊」により水槽内のバランスが崩れて一気に全滅してしまう場合などがあります。
病気による死亡
レッドビーの病気は未だに解明されていないので、防ぎようもなく難しいです。
レッドビーシュリンプの一番の死因は水の汚れ「アンモニア濃度」が原因です。
餌の与えすぎで水質が悪化しアンモニア、亜硝酸が上昇し、
それで死亡してしまうパターンが多いですので
餌は様子を見ながら少なめにあげて残った餌は取り除いてください。
レッドビーシュリンプを良く観察していれば未然に防げるトラブルもあるはずです。
日頃の観察が一番大事だと思います。